女性の仕組みは非効率だ。
月に1度はそんなことを考える期間がある。
月に1度何があるか。それは月経である。
今からフェニミズム的な話が始まるのかと、身構えたそこのあなた。
そんな話は一切しないから安心してほしい。
女性の権利とか訴えないし、男側にどうこうしろ!と言うことも全く無い。
男女ともに安心して読んでほしい。
人間が子孫を残すために必要な生理現象であるのは百も承知だが、この現象が起きるたび……、いや、その前から頭痛、肩こり、腹痛、倦怠感、気分の落ち込み等々、生活リズムを乱す症状が出てくるのだ。
特に倦怠感と気分の落ち込みは質が悪い。
まず、周りの目から見ても症状が分かりづらい上に個人差が大きいので、理解や共感が得られないことがある。
そして、この症状が出ている間、全てのことが面倒くさくなり、投げ出して辞めたくなるのだ。
症状が出る前までは比較的活動的で、「あれやりたい!」「これやりたい!」と、目標立てて頑張ったり、新しいことにすんなり挑戦することも出来る。
このまま活動を続けていけば、何か成し遂げられるのではないかと、希望に満ち溢れていることすらある。
対人関係に関しても、何か問題があっても「まぁ、そんなこともあるよね」と簡単に受け流せてしまう。
それが月経1週間前あたりから様子がおかしくなる。
やりたいと思っていたことが手につかなくなり、「何がしたかったんだっけ?」とぼんやりしてしまう。
挑戦し始めたことに対しても、「やっぱり私に向いていないんじゃないか」と諦めたくなる。
人の些細な言動がいちいち気になり、本来自分に関係ないことまで考えてイライラしてしまう。
あれほどポジティブで活動的だったのに、たったの1週間でネガティブで消極的に変わってしまうのだ。
もはや、自分の中に2人人格がいて、交代で出てきているのではないかと疑いたくなるほどに。まぁ、それはないけど。
この月経にまつわる現象、なんであるのか?こんなの、生活において不便でしかないのに、わざわざ体の標準機能として備わっている意味は何があるのか?
人によっては、会社や学校を休んでしまったり、夫婦間の喧嘩の原因になってしまったりと、生活に支障をきたしている。
最近は、PMS(月経前症候群)という言葉がテレビCMでも流れ、世に浸透しつつあるが……。
それ以前に私は人間を作ったやつに問いたい。
なんでこんな生きづらい身体の仕組みにしたんだ、と。
気になって調べてみたが、哺乳類のうち、月経がある生き物はわずか2%。
月経がある方が珍しいのだ。
確かに、同じ哺乳類でも、犬や猫が定期的に血を流す様子なんか見たことない。
なおのこと、なんであるのか分からん。
子孫を残すための大切な機能のはずなのに、弊害が多すぎて、本当に人間という種を残したいと思っているのかと疑問に思ってしまう。
だって、PMSや月経がなければ、社会に出やすくなるし、コミュニケーションを円滑に取りやすくなるだろう。円滑にコミュニケーション取れれば、喧嘩や別れも少なくなる。子孫を残すことに繋がるかもしれない。極端な話だが。少子化問題は、金銭面や結婚に対する考え方の変化など、要因は様々なので一概には言えないのは承知の上だが。
少なくとも、月経がらみのせいで生活に支障をきたす、ということが無くなりそうだ。
私はこの症状を自覚し、ネガティブ期間中でも「今、私いつも以上にネガティブだ……」と俯瞰して見るよう努力している。
ネガティブ期間だと自覚した時は、もう何も手につかないのは仕方ないと諦め、さっさと寝てしまう。挑戦し始めたことも、一旦小休止期間と思って何もしない。本当にやりたいことだったら、月経期間終わってポジティブ期間になったら、また再開するだろうから。
人間関係も最低限にする。必要事項以外自分から話しかけない。気になるのは気になるし、イライラを止めることが出来ないので、それを極力外に出す場面を作らないようにする。そうすれば誰も傷つけずにすむ。もっと身内だったら、「私今なら簡単に怒れるし泣けるから!」って宣言しちゃう。
こうすることで、頑張ってネガティブ期間を乗り切っている。
それでも、頑張っていることには変わらない。
ただでさえ、仕事勉強生活維持人間関係等々頑張らなきゃいけないことは多いのに。
しかも質が悪いのは、これらはある程度考えや行動で効率化が図れるのに、体に関してはどうしようもないことだ。休むや薬以外手の打ちようがないなんて、あんまりだ。
やっぱり、人間の女性の体の仕組みは、非効率だと思う。
人間を作ったやつよ、なぜこんな非効率的な仕組みにしたのかい?